リルケ詩集
¥2,750
著:ライナー・マリア・リルケ
訳:片山 敏彦
解説:若松 英輔
発行:亜紀書房
2025年3月
四六判変型
上製本/360頁
*本体表紙は3柄あり
あなたのお護りとなる詩がきっとある。
日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを
目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。
私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。
そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。
(「日常の中で飢えている言葉」より)
::
「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。
詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。——若松英輔(解説より)

近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。
リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。
|著者|
リルケ(Rainer Maria Rilke)
1875年12月4日、プラハに生まれる。オーストリアの陸軍士官学校を中退、プラハ、ミュンヘン、ベルリンと転居を重ねる。この間詩のみならず小説や戯曲を発表する。1899年と1900年、ロシアへ旅行、詩作へつながる感動を受ける。1901年、女流彫刻家ヴェストフと結婚。1902年、単身パリに立つ。芸術家の精神をロダンから学び、『新詩集』(1907)へと結実、1910年、パリ生活の孤独な悲しみと憂鬱を小説『マルテの手記』に書く。第一次大戦後、1921年、スイスに移り、詩集『ドゥイノの悲歌』『オルフォイスへのソネット』を完成させる、1926年12月29日、白血病の悪化により死去。
|配送につきまして|
◆ご利用案内をご覧ください
https://www.laboratelier.jp/blog/2023/06/17/195548