『五月の風』 山尾三省の詩のことば
¥2,530
著:山尾 三省
解説:若松 英輔
発行所:野草社
2019年5月20日
四六判変型/336頁
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五月の風が 耳元で
やさしく語る
ぼくはね
かつて生まれたこともない存在だから
死ぬこともない
ただ 今を 吹いているだけ
——山尾三省「風」
詩を書くのに特別な経験は必要ない。重要なのは日常に深く生きることだと山尾はいう。優れた詩は、読み手を詩の世界へと誘う。詩を読むだけでなく、書き、自らの内なる詩人を見つけだせ、と強く促すのである。
山尾にとって詩は、「いのち」の今と「いのち」の意味を見出す道程にほかならなかった。
——若松英輔「大地と火といのちのことば」
いのちと私たちの静かな喜び。
詩人・山尾三省(1938〜2001年)の後期の代表作である詩集『新月』『三光鳥』『親和力』、および雑誌『くだかけ』に収録・発表された詩と散文の作品を集成。詩人・批評家の若松英輔の解説を付し、読者特典の付録として、山尾三省による詩の朗読と自作解説の音源(ダウンロード専用)を紹介します。装画・イラストは画家 nakaban の作品です。



山尾三省の本『火を焚きなさい』もございます
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