『ノラや』
¥1,100
著:内田百閒
発行所:筑摩書房
2003年6月10日
文庫判/336頁
百閒宅に入りこみ、ふいに戻らなくなったノラ。愛猫の行方を案じ嘆き続ける「ノラや」を始めとして、猫の話ばかりを集めた二十二篇。
『猫は煙を気にする様である。消えて行く煙の行方をノラは一心に見つめている。…「こら、ノラ、猫の癖して何を思索するか」「ニャア」と返事をしてこっちを向いた。ノラはこの頃返事をする。』(「ノラや」より)。
|目次|
猫
梅雨韻
白猫
鵯
立春
竿の音
彼ハ猫デアル
ノラや
ノラやノラや
ノラに降る村しぐれ ほか


|内田百閒の本|
『ノラや』
『シュークリーム』
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